令和型ねこぜについて

昨日は名古屋市のとある学校関係の方とお話をさせて頂きました。

姿勢については、「本当に悪いよね」と実感されつつも、

やはり実際に教育としてはカリキュラムにはなされていないのが現実。

 

すこやかしせいプロジェクトについてしっかりとお話を聞いていただき、

今後について、とても丁寧にご指導いただきました。

 

お話させて頂く中で、学びも沢山あり、本当に充実した時間となりました。

来年度がとても楽しみな展開になりそうです。

さて、その中でもお話させて頂きましたが、

現代の姿勢の悪さは昭和や平成の時代には無い特徴があります。

これは時代の変化とともに、生活が変わったことに由来します。

 

パソコンはもちろんのこと、スマホの普及がこれに大きく関係します。

電車に乗っても、喫茶店でも、時間さえあれば手にはスマホの人が

本当に多くいます。

そして、スマホを使うのは大人だけでなく、子どもたちも

ゲームやYouTubeはスマホでという時代です。

 

結果、身体に対しての縦軸、つまり首から背中、腰までが

丸くなります。ここまでは昭和、平成にもあった猫背です。

令和時代の猫背は、縦軸の丸まりに加えて、

身体に対しての横軸、つまり肩甲骨が拡がり、

肩が前中に捻じれる丸まりも加わります。

さらに、令和型は身体の変化だけにとどまりません。

スマホやパソコンなどの普及によって、

私達の脳には膨大な量の情報が常に入ってきます。

情報を処理しきれず、脳自体が疲労し、コンフューズを起こします。

そして、先ほどのような身体に対して縦と横に捻じれ丸まった姿勢を

脳では「快」だと誤認識してしまっている状態になります。

 

以上のように、令和型ねこぜは

●身体に対して縦と横、両方の軸に対して捻じれ丸まっている

●情報過多により脳が疲労し、身体と脳が正しく機能していない

●全世代に拡がっている

というような特徴を持ちます。

 

ですから、身体をひっぱったり伸ばしたりするだけの

猫背矯正では足りないわけですね。

 

しかし、生活の変化に伴った生活習慣で作られるものでもあるので

脳をリラックス、リセットさせ、身体が自然と本来の状態へ戻るように

サポートしてあげたうえで、日常の習慣を意識して変えていくことで

令和型ねこぜは直していくことは可能です。

令和型ねこぜの影響は、

肩こりや腰痛といった身体に対するものばかりではありません。

集中力低下、イライラ、やる気がなくなる、コミュニケーション力の低下、

姿勢保持のためのホルモン分泌低下、思考力低下などといった

脳やホルモン、言い換えると思考や感情に対しての影響が

大きく取り上げられています。

 

一度、真剣に考えていきたい分野です。

ご興味のある方はぜひお声をおかけください。

 

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